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農業体験学習のすすめとポイント

生産から加工・販売までの新しい酪農の姿
―― 消費者と酪農を結ぶ夢を実現

埼玉県日高市
加藤 忠司さん

2.日本一の有料牛群をめざして

 高品質の牛乳や乳製品をつくるためには、要となる牛群の育成が必要です。平成7年にアメリカから優良素牛を2頭導入し、血統を重視した選抜を本格的に開始しました。独自のアイスクリームやドリンクヨーグルトをつくるには、乳質の優れた牛が必要でした。今ではホルスタインでも乳脂率4.0%以上、無脂固形分率8.88%以上の牛群を揃えることができています。

 牛群は、個別識別タグやミルキングパーラーに設置したコンピュータシステムにより、全頭の乳量や搾乳時間をコンピュータでデータベース化し、管理しています。乳房炎なども初期段階から確実にチェックされ、日常的に牛群能力の向上に努め、牛群検定の成績による計画的とう汰により、平成15年度には搾乳牛1頭当たりの平均乳量が9,440kgに達しました。

 さらに、自給飼料の定期的な成分分析を飼料設計に活かし、無農薬栽培のトウモロコシサイレージと良質乾草で、さらなる乳質向上にも努めています。このように、「日本一の牛を作ろう」と意欲を持ち、若く熱心な従業員たちと積極的に意見交換をしながら、改良に努めていく忠司さん。その成果は、乳牛共進会等における数々の受賞経験にもあらわれており、生乳品質共励会では、常にトップクラスに入賞しています。

 また、加藤牧場ではお客さまに見てていただく牧場を意識して、乳牛を衛生的に飼養する仕組みづくりにも力を注いでいます。作業工程はマニュアル化され、スタッフ全員が効率的に作業を行ない、緊急時にはすみやかに対応できる体制をとっています。


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