農業体験学習ネット
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2.アンケート結果要旨

本調査のねらいは、全国的な農業体験学習に関する実態、ニーズ、効果、今後の課題等を明らかにし、今後の農業体験学習活動の円滑な推進に資することにある。

アンケートによって調査対象校の規模、農業体験学習の実施の有無、実施状況、支援組織、学習内容、実施上の問題点等については以下のとおりであった。

(1)教育上の位置付けについて

農業体験学習の実施校で、アンケートで回答のあった主な項目をみると、「自分で物を作り、育てる喜びを教えたい」は全体で88%、小学校が90%、中学校が73%であった。次いで「食べ物の大切さを教えたい」が全体で83%、「共同作業、協調の必要性を教えたい」が62%、「農業の理解を深めることが必要だから」が59%であった。

(2)農業体験学習の取り組み頻度について

農業体験学習の取り組み頻度について最も多いのは、小学校は年数回が53%、中学校は年1〜2回が44%であった。

また、農業体験学習を実施している学校の割合は、全体で66%、小学校が80%、中学校が33%であった。農業体験学習の内容についてみると、農作業の一部が65%、農作業の全てが54%、農畜産加工が23%であり、小中学校とも農作業の一部体験への取組が66%、60%と高い割合を示した。(複数回答)

(3)農業体験学習を実施している時間について

「どのような時間で行っていますか」では、小中学校とも総合的な学習の時間の割合が最も高く小学校が86%、中学校が54%であった。次いで「教科」が68%であったが、小中学校別では小学校の75%に対して中学校は23%であった。「どの教科で実施していますか」では、小学校が「生活科」が88%、「理科」が50%を占めたのに対し中学校では「家庭・技術科」が75%「理科」が19%であった。

(4)農業体験学習の支援組織等について

農業体験学習を支援する組織・団体等についてみると、小中学校とも農家、PTA、農協の支援割合が高いものの、「支援を受けていない」が中学校では23%、小学校では14%を占めた。また、中学校では市町村、普及指導センター・普及指導員の支援も多い。

(5)具体的な体験内容

具体的な体験内容をみると、「農作業の全ての体験」、「農作業の一部体験」ともイモ類、野菜、稲の耕種作物の割合が小中学校全体では高かった。しかし、「農作業の一部体験」の中学校については、野菜が59%、イモ類が23%、果樹が21%、稲が18%、家畜が15%、と作目が分散している。

(6)収穫物や生産物について

収穫物や生産物の処理については、「家庭科・総合的な学習の時間に利用する」が小学校で83%、中学校で40%、「子ども達が持ち帰る」が小学校が67%、中学校が49%、「収穫祭・イベントで利用する」が小学校の46%に対して、中学校は16%であった。

(7)農業体験学習実施上の問題点

・農業体験学習を実施している学校の問題点
「時間の不足」が55%、次いで「準備に時間がかかる」が40%。「学校や教師の農業に関する技術や知識・情報の不足」が40%。「経費がかかる」が21%等となっている。

・農業体験学習を実施していない学校の問題点
「適当な場所(農園)がない」が71%、「時間の不足」が63%、「学校や教師の農業に関する技術や知識・情報の不足」が44%、「準備に時間がかかる」が38%、「外部指導者の不足」が28%等となっている。

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