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3 農業体験受入農家・団体実態調査

4 三ケ日みかんのふるさと しずか村

(1)受け入れ場所に関する事項

ア)最寄り駅
 JR東海道本線新所原駅で天竜浜名湖鉄道に乗り換え(乗車時間14分)尾奈駅下車徒歩約20分。天竜浜名湖鉄道尾奈駅またはJR浜松駅より送迎も可能です。自家用車の場合は、東名高速道路三ケ日ICより車で約10分。

イ)体験メニュー
 米(水稲)、野菜の土つくり、植え付け、栽培管理、収穫。みかんをはじめとする柑橘類の栽培管理、収穫。

ウ)地域の特色
 三ヶ日町は静岡県の西端、浜名湖の北西部に位置し、豊かな自然と温暖な気候に恵まれ、古くから「みかんの里」して知られています。

エ)組織の属性等
 代表者:小野博義(オノヒロヨシ) しずか村代表
 担当者:小野博義(オノヒロヨシ) しずか村代表
 組織の属性:任意団体
 連絡先:〒431-1425静岡県引佐郡三ヶ日町上尾奈672-1
 TEL:053-525-1263
 FAX:053-525-1293
 E-mail:info@shizukamura.com
 URL:http://www.shizukamura.com/
 農業体験学習支援の内容:情報・教材提供相談窓口講師派遣体験学習受入
 農業体験学習の総合的なサポート、陶芸体験
 受入可能な人数:1000人/1日

(2)受け入れ場所(組織)の特色に関する事項

ア)交通の便
 首都東京から300km弱、中部圏の名古屋からは約100kmの距離にある。JR東海道新幹線、東海道本線、天竜浜名湖鉄道を利用すれば、首都圏から日帰りも可能です。自家用車の場合は、東名高速道路三ケ日ICより車で約10分。

イ)特にユニークだと思われる組織・体験メニュー等

 平成元年、自然共存型農業を掲げ、無農薬で栽培していたみかん畑を、みかんの木オーナー制に移行、消費者との交流を進めています。

■無農薬、低農薬栽培によるみかんの木のオーナー制度
 静岡県内をはじめ、中京圏および首都圏の個人や法人がオーナー登録し、余暇を利用し、所有するみかんの木の観察や手入れをする他、オーナー自らが収穫する喜びを味わいます。日常の管理はしずか村スタッフが請け負っています。(みかんの木1本当たり年間7,500円)

■体験型農地の提供
 農業体験の希望者には、水田(1,000・年間30,000円)や畑(100・年間3,000円)を年間契約で貸与しています。また、作物栽培に必要なアドバイスも提供しています。

■老後を見つめ、相互に支えあう暮らし作りの提案と活動
 代表者の小野博義氏が、自らの母と義理の母を介護した経験から「共に暮らす」ことの重要さに気づき、若者からリタイアしたシニア世代まで、さまざまな世代の人間が共に暮らすことができる場所をしずか村に作りたいと考えました。そこから生まれたのが、地方へ移住を希望するシニア世代への、居住地の提供と生活デザインの提案です。

■暮らしを愉しむ里としての活動
 陶芸教室の主催、ハーブ栽培教室の主催、森林を愉しむ里の主催などの活動も行なっています。

(3)問い合わせ事項の内容等

■小学校から
 農産物の加工体験の要請があり、ハーブの収穫体験と収穫したハーブを使ったクッキー作り体験と、こんにゃく作り体験を行なった。

■一般消費者から
 みかんのほかに無農薬栽培の果物があったら収穫したいなど。

■高校生の父兄から
 引きこもりの治療に園芸療法が効果的と聞いた、受け入れてくれるところを紹介願えないかなど。

(4)学校の先生からの要請、要望等

 近くの小学校から農産物の加工体験の出前講座の要請があり、地元で収穫した食材を用いて食品加工体験を行なっています。

(5)意見交換

 中学生向けの特別なメニューは用意していません。当しずか村での体験学習の受け入れは、みかんの木のオーナーさんがほとんどで、家族の一員として参加している、中学生といった程度です。
  平成16年度の農業体験学習支援実績は約400人(15年度は3回延べ200人)。

(6)受け入れに際して特に留意していること

 オーナー希望者には無農薬、低農薬栽培を行なっていることを説明し、果物の外観は見劣りしますが、食味に優れ安全で安心なことを納得してもらった上で、オーナー登録をお願いしています。また、木の仕立て方もなるべく自然にまかせた方式としている。

(7)調査員の所見

 三ケ日みかんは大都市東京をはじめ全国でも最高ランクに評価されています。その三ケ日みかんの産地で無農薬、低農薬栽培に昭和50年代から取り組んでいる当農場は、よく地域から受け入れられたなというのが第一印象です。
 今回の現地調査では、しずか村代表の小野氏のみかん園を案内いただいただきました。広大な園地に加え、来客用の休息所及びトイレの所在が不明でした。小中学生を含め一般の消費者等がみかんの収穫体験に訪れるとすれば、近くに休息所やトイレが必要だと思われます。
 小野氏は、無農薬、自然共存型農業への共感・実践と中学・高校の教師の経験を生かし、自然教室の受け入れ及びサポートを行ってきたとうかがいました。また、しずか村の所有する自然体験用の農地は全て10年以上無農薬栽培を行なっているとうかがいました。


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