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1 農業体験学習ネットの登録者に対するアンケート調査結果

1.調査方法及び回答数等

(1)調査は、平成16年11月末の農業体験学習ネット登録者全員(384)に対して、アンケート用紙を郵送する方法で行いました。
(2)結果185件の回答があり、48%の回収率となりました。
(3)登録者の所属を見てみると、農家・農業法人72,国・都道府県等の組織39、市町村等の組織31、同志的集まりの任意団体14、公益法人12などとなりました。

図1 組織区分別回答総数

2.調査結果

 アンケートの問1は、利用者の農業体験学習ネット(以下「ネット」)利用が単なる情報の入手にとどまっているのか、次の段階の問い合わせや照会にまでつながっているかを聞いたもの。ネットの内容その他についての問い合わせが「全くない」という回答が65%で最も多く、「かなりある(10回以上)」「時々ある(3〜10回程度)」という回答は、合わせて15%程となりました(かなりある7、時々ある20)。
 これら比較的問い合わせが多い登録者のホームページの作成状況をみると、ホームページを作成している登録者が10、作成していない登録者が16となっており、この結果から見る限り、問い合わせの過多はホームページの有無や出来・不出来とは直接は関係ないようです。


図2 利用者のネット閲覧後の問い合わせ状況

 登録者の所属別に問い合せの有る無しを見てみると、農家・農業法人の49%、農家を含む任意団体の43%になんらかの問い合わせがありました。一方、国・都道府県の組織では10%、市町村は19%と、行政関係機関への問い合せが少ないという傾向がみられました

図3 組織区分別の問い合わせ状況

 かわって問い合せてきた相手の所属を見てみると、「小・中学校の先生などの教育関係者(32%)」だけでなく、「農業体験に関心をもっている一般の方(33%)」「旅行代理店などの民間会社の者(21%)」などに広範にわたっていることがわかりました。

図4 問い合わせの相手方

 問3は、利用者からの問い合わせのうち、どの程度が実際の施設利用にまで結びついたかを調べたものです。何らかの問い合わせがあった登録者の総数は60件であり、実際の施設利用にまで結びついたケースが「1〜2回程度」から「かなりある(10回以上)までを含めて44件と73%あまりとなりました。このとこから、問い合わせと実際の利用とは密接な関係があると考えられます。また、この結果から、問い合わせの多くが利用を前提とした詳細確認又は具体的な段取り関してのものと見ることもできます。ただ、施設等の利用までに至った登録者は、全回答者のうち9%と決して多くはありません。
体験学習受入者や農業研修実施者が一番心配していることは、体験学習実施中の事故とその対応だといわれています。このため、問4ではネット登録者の運営している施設での事故発生(二日以上の入院)の有無、問5では事故対応に際しての費用負担を調査しました。しかし、結果としては1登録者のみの回答であったため、分析するまでには至りませんでした。
農業体験学習ネットの内容等に対して望むことなどの自由記載欄については、重複するものを一部省略しましたが、参考までに以下に掲載します。

3.農業体験学習ネットの登録者がネットの内容等に対して望むこと

  1. 私達夫婦はペンションを経営し、開業当初より体験教室を開きお客様に提供してきた経緯があり、参加させていただいております。最近は何でも体験にからませた企画も多くなってきましたが、やはり個人で対応するには大変な事も多いです。せっかく20年間がんばってきた企画やノウハウ等を、組織ができるとそっくり取られてしまうということも多々ありあます。個人でも仲間のネットワークづくりができ多人数でも受入可能なのに、何故か組織の方に仕事が廻ることが多く、ガッカリし、今までの私達の努力は何だったのかと思うことが多いです。仕方ないのかもしれませんが、もっと個人に光を当てて欲しい気もいたします。ただ、救いは私達のホームページを見て学校単位で体験旅行を組んでくださるのは多くなってきました。
  2. 体験内容がわかる、楽しげな写真を1枚掲載するというのはどうでしょうか。
  3. (1)最近、利益を求めるだけの農業体験が見えてくる。観光農園との区分をハッキリさせる必要があると思います
    (2)旅行代理店の指導も必要性があります。
    (3)代理店を集めてのフォーラムも必要です。
    (4)保険に加入していることはあたりまえのことです。農業の教育現場では安全、安心があたりまえ
  4. 農政事務所では、「食育推進」のために鋭意努力しており、農業体験もその一つの手段として取り組んでいます。全国的なネットにより国民全体に「食育」が浸透すればと思っています。
  5. うちは携帯電話もテレビも電波が届かない山奥です。インターネットもやっていないため「農業体験学習ネット」はとてもありがたく思ってます。今後とも引き続きよろしくお願いします。
  6. 体験者の手応えや感想がわかる「体験者のコメント欄」を充実する
  7. 実際にどんなスタイルでPRをしていますか?ホームページに掲載しているだけでは一般の方が見る機会が少ないのでは?また、印刷物を作っても言葉の説明がないと関心度がないのでは…。今後の呼びかけに期待します。
  8. 体験と見学は違うので、はっきりさせなければいけない。見学は30分程度だが、体験は早朝からなので。この区別がなかなか知られていないので、対応に困ることがある。
  9. 旅行代理店にPRすればアクセス数や体験者が増えると思う。
  10. 農業体験のイベントの登録に手間がかかる。またイベントがいつ行われるのか調べにくい。
  11. やはり遠隔地で敬遠されるのでしょうか。夏休み期間中は本州から家族連れも来場しますが、どうしても時間的には一泊以上のステイが必要となります。
  12. 羊に関する体験は短時間では単なる見学程度に終わってしまう。できうれば一泊して体験・体得することが望ましい。
  13. 地図を載せる。どの辺の施設かお知らせした方がわかりやすいと思います。
  14. 当団体は、農業中心の分野ではなく、山村(自然)留学を通じて地域との交流を図り、また都会で経験できないものすべてを大切にしています。少しこのネットの利用者にとっては分野が違うと思われます。できたら、山村留学コーナーなんかを設けて、そこから紹介できるようになると良いですね。
  15. 私達側から、こまめに情報更新を心がけていきたいと思います(自分のホームページの更新だけでなく)。
  16. 実際には「農業体験ネット」を見て、問い合わせる参加希望者もいるかもしれないが、電話での問い合わせの際にそこまで詳細を聞いていないので把握できない。
  17. 継続は力なり、続くことを考えていただきたい。いまのままで良いです。
  18. 登録内容などの更新を随時していくことがアクセス件数を増やす上でポイントになるのでは
  19. 新聞広告、テレビコマーシャルなどで存在をアピールしてみたらどうでしょうか。
  20. 内容をわかりやすくするためには参加者の声をもっとのせやすい形式をつくる、もしくは参加者が書き込みやすいフォームがあるとよいのではないでしょうか。
  21. 体験学習ネットの存在を各教育機関や学校に広く知ってもらうことが必要と思う。
  22. 検索の仕方をもう少し分かりやすくしてほしい。ページ内容が少し見にくい
  23. 子供達の生きる力をつけるため、今後益々農業体験が重要となります。学校の先生方(また父母、PTA関係者)と対話できるメーリングリストなどあると良いと思います。農業体験の成果をPRするページも良いと思います。今後の充実を期待しています。
  24. 一般の住民にはあまり知られていないのではないか。
  25. 農業をする前に少しでも地球環境や自然に対する気持ちを語り合うことも加えたい。
  26. 農業体験ネットを拝見させていただき、表面的な情報だけでなく、一般の方にとっても受け入れる側にとっても実に勉強になる内容のものだと思いました。また、全国の取り組み事例から自分たちの体験内容をもっと深める参考にもなります。これだけの情報をまとめるには大変かと思いますが、これからもよろしくお願いします。
  27. グリーンツーリズムなどセミナー講習会やイベントの開催スケジュールなどがネットでわかるようになったらありがたいです。
  28. 体験者の意見や感想など聞けるとよい。


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