第3章 >> 6. バターづくり

(4)すすめ方

その1
びんを使う方法
その2
泡だて器を使う方法
水分を押し出し、食塩を加える

1) ビンを使う方法
  ビンを振る
 クリームをビンの高さの約5分の1程入れます。多すぎるとかきまぜにくいのです。
 しっかり、ふたを閉めます。ビンの中のクリームを、ビンのガラスの壁にたたきつけるように、両手でしっかりとビンを持って振りつづけます。うっかりビンを落として割ったりしないように注意深く振りつづけます。初めはクリームが泡立ったようなかんじですが、だんだん、もったりとしてきて、ビン全体にひろがります。
 まだまだ振りつづけてください。降ってもクリームはあまり動かないようなかんじですが、それでも飽きずに振りつづけてください。やがて中に小さな粒が見えてきます。
 脂肪の球が初めは見えないくらい小さかったものが、ビンに入れて振っている間にぶつかり合って、脂肪球のまわりの皮膜がこわれ、お互いにくっつきはじめるのです。
 ビン全体に広がっていた白いものが、やがて部分的に透けて中が見えるようになってきます。粒々がだんだん大きくなってきた証拠です。
 クリームの中の乳脂肪がやがて、全部ひとつの大きなかたまりになってきます。少し黄色っぽい色をしたものです。まわりの白くにごった水はバターミルクといいます。これを別の器に移してから、またしっかりふたをして、ビンを振ります。白いバターミルクが出なくなりましたら、これで第一の作業は終わりです。
留意点
 どうしても、クリームが乳脂肪のかたまりに分かれてくれないとき、10分以上振ってもだめなときは、ビンの中に冷たい水を生クリームの分量と同じくらい入れて、また振ってみてください。ビンの壁にくっついていたクリームが動きやすくなるはずです。
 また、ビンをしっかり握って振っていると、手のぬくもりでビンが温まってしまうので、そんなにときは、氷でまわりを冷やしてやるとよいのです。バターの固まりをつくるには、温度が低い方がつくりやすいのです。
  水洗い
 つぎは、水洗いをします。ビンの中に10℃以下の冷たい水を少し入れて振り、水が白くにごってきたら、この水は捨てます。また、冷たい水を入れ同様に振ります。これを2〜3回くりかえし、水のにごり方が少なくなれば、水洗いは終了です。
2) 泡立て器を使う方法
  かきまぜる
 ガラスのボールにクリームを100cc入れて泡立て器でかきまぜます。ボールの底に氷をあてて冷やしながら、かきまぜると上手くいきます。
 クリームが泡立ってきて、ふんわりしますが、ツノが立つくらい細かく泡立ってきます。これをもっともっとかきまぜていきます。
 やがて、少し固まってきて、ボソボソしたかんじになり、白いバターミルクが分離されて出て来るようになります。白い液(バターミルク)を別の器に入れ、移しては、またさらにかきまぜ続けます。この白いバターミルクがでなくなったら、クリームの中の乳脂肪が全部固まったことになります。
  水洗い
 ボールの中に冷たい水をいれ、かるく水洗いをし、流します。これを2〜3回繰り返します。
3) 水分を押し出し食塩を加える(ビン、泡立て器ともに共通)
  水分を押し出す
 バターの中の水分を押し出します。まな板を使って水切りをするわけです。
 ビンやボールの中の乳脂肪のかたまり(バター)をとり出し、まな板の上にのせます。まな板は一方を高くして傾斜させ、流しの方に向けておきます。
 スプーンの背をつかってバターの中に含まれている水分を押し出します。中の水分はポロッとこぼれ落ちてきますが、こうして無塩バターが出来上がりました。
  食塩を加える
 塩かげんは、1.5%にしますので、まずバターの重さを計ります。例えば、100ccのクリームからつくったバターは乳脂肪分45%の場合、45gのバターがとれますので、その1.5%は0.7gです。
 メジャースプーンとしては、小さじがすりきり1杯が5gですから、0.7gはほんの少しです。
 バターを練りながら、ほんの少しずつふりこんで、よくよく練り、混ぜてください。
 少し冷やすとバターは固まりますので、これで完成です。
  試食する
 トーストなどに焼いてぬって試食します。
 他にもいろいろ考えて楽しい試食会を開いてください。


第3章 体験プログラムの展開

1. イネの栽培(田植え)

2. イネの栽培(刈り入れまで)

3. サツマイモの栽培

4. ミニトマトの栽培

5. 花づくり(ゼラニウム)「ひとり一鉢運動」

6. バターづくり
(1) ねらい
(2) 事前準備
(3) 事前指導
(4) すすめ方
(5) 安全対策

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