第3章 >> 2. イネの栽培(刈り入れまで)

(2)事前準備

 「理科」の学習の一端として、稲の成長の過程を観察し、子どもたちは自然の力の偉大さに感激しつつ記録をつづけていきます。
 田植えが済んだあと、約1週間で苗は土の中にしっかりと新しい根をはります。温度が上がるにつれ、葉の数も増え分けつが始まり、株はどんどん大きくなっていきます。
 約2ヶ月後、茎が20本前後に増え、分けつが終わると稲はあまり水を必要としなくなります。

1) 水管理
 
 水管理の必要性について指導してください。田んぼの水は、風雨や寒さから稲を守る大切な役目があります。寒い日は稲を守るため水を増やす…など。
2) 雑草とり
 稲の新しい根が肥料分をよく吸収するように、雑草はこまめに抜かねばなりませんが、子どもたちが稲をいためずに雑草とりができるよう、ご指示ください。
 また、根に酸素を与えるために、列の間を耕すことの大切さを理解させ、その実際を見学させてください。
3) 虫干し
 分けつの時期が終わったら、田んぼの水を抜いて1週間くらい土を乾かします。土の中のガスを抜いて、空気中の酸素を土の中に取り入れるためです。
 やがて、田に水を入れたり、病害虫から稲を守るために農薬を撒き消毒をします。稲の成長具合をみて、適宜、肥料をまきます。
 夏休み中は、草とり、農薬による消毒など、作業も多いのですが、子どもたちにもできる仕事を教えていただき、指導農業士等の農家の方の指導により夏休み中の田んぼを見守っていきます。
 この間に「稲の花」の観察が約1週間で終わり、やがて稲の実り具合をみて、田の水を抜き、稲刈りの計画に入ります。


第3章 体験プログラムの展開

1. イネの栽培(田植え)

2. イネの栽培(刈り入れまで)
(1) ねらい
(2) 事前準備
(3) 事前指導
(4) 稲刈りのすすめ方
(5) 脱穀後、稲わらの利用、また精米後の米ぬかの利用

3. サツマイモの栽培

4. ミニトマトの栽培

5. 花づくり(ゼラニウム)「ひとり一鉢運動」

6. バターづくり

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