第2章 >> 1. 体験メニューを作る(受入側)

(3)自然や生活の発見

 子供たちが体験したいと思うのは、前述のような生産活動や生活ばかりではありません。農村農家を支える自然にも興味は注がれます。山、川、沼、沢、樹木、草花、神社、お寺、石碑など、子供たちの興味は農村空間全体に広がります。その一つ一つを、見て、聞いて、触れることから体験はさらに深まっていきます。その意味で農業だけでなく、農村全体が学びの材料になります。また、それらはいつも同じではありません。農村空間を流れるゆったりとした時間の変化、季節の移ろい。一本の樹木はいつも同じではありません。春の樹木、夏の樹木、秋の樹木、冬の樹木。その変化の中に発見があります。子供たちは田植えや稲刈りのシーズンにだけ農業農村体験にやってくるわけではありません。むしろこれからはそれ以外の季節、セミやトンボが行き交う真夏や、吹雪の冬にもやってくるかもしれません。そしてその季節だからこそ体験できるものがあります。農村の四季折々の暮らしに接すれば接するほど、子供たちの体験は深まり、「生きる力」が身に付いていくのではないでしょうか。


第2章 体験学習の準備と計画

1. 体験メニューを作る(受入側)
(1) 農作業のすべてが体験学習のテーマになる
(2) 農業生産だけに限定されない
(3) 自然や生活の発見

2. わが村の学びのメニューとテキストをつくる(受入側)

3. 全体計画を立てる

4. 体験プログラムをつくる

5. 生活資材や農作業用具の調達

6. 土づくりと作物の選定

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