第1章 >> 1. 漁業体験で何を学ぶことができるのか

(5)漁業体験を通して学び、興味の幅を広げる

 子どもたちにとって、漁業体験は具体的にはどのような学びに繋がるのか、以下にポイントをあげていきます。

総合的な学習の時間:農業体験等と同様、毎日の食の出所を知ることで、総合的・体系的な理解につながる
理科(生物学・気象学ほか自然科学全般):魚の生態や海洋環境をテーマに、生物学や気象学といった自然科学への興味、理解が広がる。また、海や川といった水環境を意識することで、理科的見識や環境への興味を深めることができる
社会科・総合的な学習の時間:産業としての漁業という視点を獲得し、社会科への学びが深まり、地理的、経済学的観点を獲得できる
図画工作・美術・国語:自然や伝統文化に直接触れることから、図画工作や美術、国語といった表現する教科の土台を豊かにすることができる
家庭科(調理学)・生きる力:生活の基本である食への理解を深め、生きる力を身に付けることができる
生きる力:座学ではなく体験を通し五感を使い学ぶことで、座学では学び得ないさまざまな気づきや発見を、子どもたちが直接手に入れることができる

 このように、多くの体験内容が、さまざまな学習の基礎へとつながっていきます。
 何より、漁業者など、直接現場でがんばって働いている人の姿を見、直接話しをするという体験そのものが、子どもたちにとっての大きな財産となるでしょう。そして、人と人との交流を通じて学んでいくことには、それだけで一過性の楽しみにはない面白さと深い喜びがあります。



第1章 漁業体験の意義と目的

1. 漁業体験で何を学ぶことができるのか
(1)知っているようで知らない漁業・漁村への理解を深めるために
(2)日本の漁村は、今
(3)漁業体験学習を通じ、子どもたちに魅力ある学びの機会を
(4)「自然との共生」を多角的に体験・理解できる漁業体験
(5)漁業体験を通して学び、興味の幅を広げる

2. 実施校の反響はどうか

3. 教育的な意義と、漁村にとっての意義

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