第5章 >> 2. 学校林を活用したX小学校の体験活動の取り組み事例

(3)実施内容の紹介

 具体的には、生活科や総合的な学習の時間に、どんぐり山や身近な自然での体験活動を設定しました。さらに、国語科の時間を中心に、言語活動による表現活動の充実を図っています。

6年生の森林環境教育の実施データ
授業名 実施回数(回) 対象児童数(人) 単元数(時間)
1コマ目:「私たちの生活と森林の関わり」 2 160 2
2コマ目:「林業の課題と可能性」 2 160 2
3コマ目:「もりの学校・体験植樹」 1 230 6
4コマ目:「森林・林業は人類の救世主となるか」 2 160 2
5コマ目:「どんぐり山をデザインしよう!」 1 160 1
6コマ目:「研究発表会」 1 30 30
7コマ目:「どんぐり山の間伐」 4 160 4
8コマ目:「どんぐり山の利用」 4 160 4
合計 17 - 51
※1コマ目は第5学年3学期に実施。
※3コマ目の対象児童数は城里町立沢山小学校児童を含む。
※実施回数は同じ内容をクラス毎に実施した回数。
※単元数1時間=45分

 ●事例1・3コマ目:「もりの学校・体験植樹」
 他校との合同で、体験植樹を実施しました。このほか、これまでの学習を基に作成したパネル展示やグループごとのディスカッション、合同群読、間伐材を利用したネイチャークラフトづくり等も実施しました。
 ●事例2・5コマ目:「どんぐり山をデザインしよう!」
 「どんぐり山」の歴史を学び、その将来について、一人ひとりが考え、デザインをしました。足尾鉱山のような過去の厳しい歴史に触れ、また関係者の合意形成という難しい状況を踏まえながら、子どもたちは学びを深めていきます。
 ●事例3・6コマ目:「研究発表会」
 「調べよう!どんぐり山!」の発表では、ラミネートフィルムを利用した標本づくりやどんぐり山のマップ作りなどの体験学習の成果を公開しました。「たのしい林業!!」の発表では、職場体験で行った下刈り、つる切り、間伐の作業体験に基づく発表が行われました。「ザ☆間伐」では、間伐の効果や問題点を提示しながら、「木を伐ることは悪いこと?」と議論が盛り上がりました。このほかにも、過去の地形図を活用した環境調べや、苗木づくりの体験からの発表等、どの発表からも充実した学びと成長の様子を感じました。
 ●事例4・7コマ目:「どんぐり山の間伐」
 これまでの学習や研究発表会の内容を踏まえ、実際にどんぐり山を良くするための活動として、子どもたちによる間伐を実施しました。木立をノコギリで伐採することは、子どもたちにとって貴重な体験となりました。
 ●事例5・8コマ目:「どんぐり山の利用」
 間伐材をどうするか。どんぐり山では、これらを産業廃棄物にはせず、資源として有効活用を考え、丸太を利用した遊歩道、堆肥場、土留め柵をつくり、枝葉はチップ化して林内に散布しました。


第5章 体験学習事例

1.東京農業大学環境教育支援センターとの連携によるA小学校のプログラム事例

2.森林・林業体験に取り組んだ東京都のA女子中学校の取り組み事例

3. 学校林を活用したX小学校の体験活動の取り組み事例
(1)概要
(2)3つの柱を立てる
(3)実施内容の紹介
(4)成果と課題

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