第2章 >> 4. 林業について(林業作業とは、林業で使う道具・使い方)

(2)林業で使う道具

 林業に使う道具に目を向けることも、林業理解に役立ちます。危険な道具もあるので、簡単にでも事前に学んでおく方がいいでしょう。
 道具は、地域によって特徴が異なります。訪問地の特徴を学び、また使い方や注意点を地域の技術者に解説してもらうことで、林業全体への理解を深めていきましょう。
  林業体験をした子どもたちの中には、ノコギリ等の道具を使ったことが一番心に残った、面白かった、という感想を持つ子どもが少なくありません。こうした子どもの楽しみや手応えを増やしていけるよう、安全に配慮しながら手配することが肝心です。

●昔からの道具
○鋸(のこぎり):木を伐採する時に使用するのこぎりです。現在ではほとんどチェンソーを使用しています。大きなものは大きな木を切る時に使用しました。1番小さいものは手のこといってなたと共に腰に付けておきます。
○斧(おの): 小さい木の伐採用、枝打ち用、大きな木を倒すときに受け口を掘る(木を倒す方向を定めるためにします)ためのもの、倒した木の根元の広がった所を落とすときに使用するものなど様々なおのがあります。
○鎌(かま):下草を刈るときに使用する鎌です。農作業で使う小さいものではなく、柄が子どもの背丈ほどもある大振りのものが使われます。
○鉈(なた):主に枝打ちに使用するものがなたです。刃先が両刃のもの、片刃のものとがあります。
○たけどび:鉄製の尖った先端がトビの嘴のような形をしていて、柄が竹で出来ているところからたけとびと呼んでいます。丸太に引っ掛けて移動させるときに使用します。また、川に丸太を流して運ぶときにも使用します。
○地下足袋(スパイク付):地下足袋です。今は、急峻な山の作業であっても足下をしっかりと確保できるスパイク付のもので作業をしています。軽くて快適です。

●いろいろな道具
○チェーンソー:ガソリンエンジンで高速に回転するチェーンに刃がついた機械で、チェンソーといいます。樹木の伐採や切った木の枝を払ったり、玉切り作業の時にも使用します。便利な機械ですが危険性もあります。
○刈払機(かりばらいき):刈払機は下草を刈ったり、除伐(じょばつ)をする時に使用します。ガソリンエンジンでカッター部分が高速回転します。以前は、鎌などを使っていました。
○枝打ち用梯子: 枝打ちするために工夫されている1本梯子です。下の部分には土の中にさす杭のようなものがついていて、上の部分は木の幹に立てかけるため、幹の丸みに合わせた形になっています。
○ヘルメット他:伐採作業を安全にすすめるために身に付ける道具には、頭部を守るヘルメットやチェンソーなどの音から耳を守るイヤマフ、飛び散る木のくずから目を守るバイザー、手袋などがあります。

※道具は地域によって特徴があり、使い方や注意点を地域の技術者に解説してもらうことによって更に印象に残るようです。

(以上、写真・図版・一部文章出典:IPA「教育用画像素材集サイト」)


第2章 森林・林業体験学習のテーマと内容

1. わたしたちの暮らしと森林との関係

2. 樹木について(樹木の観察の仕方、身近な樹木)

3. 森林について

4. 林業について(林業作業とは、林業で使う道具・使い方)
(1)林業の作業とは
(2)林業で使う道具

このコンテンツのすべての画像、文字データについて無断転用・無断掲載をお断りいたします