第1章 >> 5. 世界の環境と日本の森林・林業の深い関係

(5)日本の林業の将来像〜グローバリゼーションの中の日本林業

 日本の林業の現状を見ても、あるいは地球環境問題のような大きな問題を見ても、現在の状況だけを見ていると問題が山積みのように見えます。
 一見先細りのように見える日本の林業は、新しい需要の開拓や経済面での見直しが進めば、時代の最先端を行く産業に変わる可能性を秘めています。何より林業が行っていることは、日本の国土を守っていることでもあるわけです。これだけの魅力を秘めている林業という産業いついて、子ども時代に「体験を通して現地で直に」学ぶことの意義は、計り知れません。

 子どもたちが教室の中で「森林」や「林業」、「環境問題」等を学んだとしても、これらのことが皮膚感覚で理解できたり、腑に落ちたりするところまではなかなかいかないものです。それ以前に、子ども時代の自然体験の少なさそのものが、こうした問題への理解を難しくしているような面があるともいえます。

 本来、子どもとは、大きな可能性を秘めている存在です。子ども自身が思っている以上に、子どもたちの中には、豊かな感受性や発想力、伸びてゆこうとする向上心が備わっています。森林・林業といった自然の中での体験学習は、子どもたちがそれぞれの内面に本来持っているそのような「内なる力」への気づきを呼び起こすものともなるのです。


第1章 今なぜ、子どもたちに森林・林業体験が必要か

1. 子どもたちがイメージする森林と現実の森林の違い

2. 知っているようで実はよく知らない「日本の森林」

3. 学習テーマとして魅力的な「日本の林業」

4. 森林・林業の基礎的データ

5. 世界の環境と日本の森林・林業の深い関係
(1)日本の森林・世界の森林と地球環境
(2)戦後の産業植林と木材輸入
(3)環境面から見る日本の森林・林業の意義
(4)いい植林、悪い植林
(5)日本の林業の将来像〜グローバリゼーションの中の日本林業

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